皆様、こんにちは。イングリッシュスクールココロ 大州本校のナオミです。
GWも終わり、やっといつもの平日が戻って来た感じがします。
さて、本日は、英検のスコアについて少しお話しします。
みなさんは、試験には2種類あることをご存知ですか。一つは、中間試験、期末試験といった習熟度測定のテスト。
もう一つは、英検やTOEICと言った言語の運用能力を測定するテストです。
これらの2種類の試験は、測定の目的だけでなく、点数の算出方法も異なります。
習熟度テストは、皆さんがご存知の、素点計算です。正解している数に応じて点数が高くなり、不正解の数が増えると点数が低くなります。
では、運用能力テストは、どのように計算するのかと言いますと、複数の計算方式が組み合わされてスコア(点数)を算出します。
この計算方式は大変複雑で、全体の60%正解すると60点かというと、そうではありません。偏差値(点数の分布)でもありません。
例えば、その言語をどのくらい使えるかを測定していますので、単語を沢山覚え、難解な単語が含まれる問題があり、その難解な単語を
知っていたので、正解を導くことができたのに、その一方で、そのレベルの単語が使えるレベルの問題が不正解なら、その難解な単語を知っていた
から正解した回答の点数は、まぐれと見なされ、ぐっと低く加算されることになります。
このように、一夜漬けで大量に覚えた知識も、実際に運用できなければ、英検やTOEICと言った運用能力テストではスコアは上がりません。
逆に、一夜漬けはしなくとも、コツコツ日々、英語を聞いたり、話したり、読んだり、書いたりという作業があれば、
確実にスコアは上がっていきます。運用能力テストと、勉強の総時間数は比例するとされています。中間期末のように、前日に5時間勉強して臨むより、
毎日30分6か月無理なく続けた勉強することで、確実に運用能力テストはスコアが上がります。また、短期で覚えた知識ではありませんので、
身に付き、コツコツが長く続けられれば続けられるほど、どんどんスコアは上がります。
その証拠に、1日だけ集中するのではなく、コンスタントに地道に続けていらっしゃる学習者
の皆さんは、5級から、翌年は4級、その翌年は3級、と言った具合に、進んでいますよね。
運用能力テストで、我々に最もわかりやすのは、運転免許の試験です。車庫入れなど、教習所で実際に運転してぶつけたり、いろんな失敗を経験して
実際に路上に出ることができます。路上でも、まだ、練習をして、また、交通ルールも覚えて、やっと運転免許の試験に合格します。
それでも、初めて一人で道路に出た時は、不安でドキドキしますが、何とか運転することができます。
運転のうまさには、個人差がありますが、道路で運転している人は、みなさん、この試験に合格して、世の道路にデビューしています。
まるで、英語が使えるようになって、初めて外国に行って、怖いけれでも何とか英語で旅ができ、それを繰り返しているうちに慣れてくる
という語学の学習のようです。
そんなわけで、運用能力テストのスコアとは、コツコツ身に着けた努力がスコアに反映されるよう、複雑な複数の計算方式が組み合わされて算出されます。
みなさん、間違いを恐れず、レッスンでは、たくさん挑戦してくださいね!
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